HELIKUTU KOBO

へりくつ工房はカードゲームを作ったり、 そうでもないものを作ったりしています

値段について!

こんばんわー天空 薙です!

昨日やろうと思ったけど、結局やらなかったので、今日…

ゲームマーケットで、ドロッセルマイヤーズの渡辺さんが言ってたらしいのですが(又聞きです)
商品の原価が33%以上だと健全ではない、
同人で小規模だとしても66%位から始めるのが妥当じゃないかという話をしていたそうです。

飲食業に従事してるので、原価率30%というのが身近すぎてあれなのですが、
飲食店でも平均30%というのが通説らしいです。
※それを打ち破った俺の株式会社(俺のフレンチとかやってるところ)はすげーという話は今度機会があればします

原価率30%人件費30%雑費20%で利率20%というのが飲食店でのセオリーらしいです
ほかの業界は知らないので、飲食だけになりますが、他もかけ離れているということはないでしょう(サービス業とかだと原価自体存在しないところもありますが)

同人で60%というのは、上のセオリーに当てはめるなら、人件費分も制作、原価に回せるという意味で、言ったのではないでしょうか

ということで、原価率30%ライン、60%ラインってどんなもんか気になったので計算してみました!

計算といっても、時と場合によるから無理でしょ!ということになるので、今回のゲームマーケットを例にとって、数値を入れてみます。
(ここで入れてる項目はフィクションです 実際のHLKT工房ではこんなに売れていません)

ということで、まず雑費20%を埋めることによって、全体の大きさを求めてみます
ここでかかる雑費には、以下のものが含まれるとします

  • ゲームマーケットの一般サークル参加費用 約1万円
  • サークルメンバーの交通費(愛知ー東京間) 1万5千円×2名分
  • 当日ドリンク、食事代 5千円
  • サークルスペースのテーブルクロス等 5千円

ということで、雑費合計5万
これを20%に収めるためには 25万の売り上げが必要になります
(ちなみにHLKT工房のイベントの売り上げの約4~10倍)

この25万売り上げるのにかけられる原価が
原価率30%だと 7万5千円
60%だと 15万円

ちなみに、今回のLSDの製作費が6万ちょっとなので、ご察しください(苦笑

あと、LSDと大体同じ構成を萬印堂さんにお願いするとどうなるか試算してみます
このとき、nは作る箱数とします

  • カード68枚(ポーカーカードとして計算) 12000(基本料金)+12*68*n(カード印刷料金)+10*n(帯どめオプション)
  • アイテムチップ、コインチップ、ライフチップ 計96枚 12000(基本料金)+2.5*96*n
  • ダンジョンパネル 16枚 12000(基本料金)+5*16*n(印刷料金)
  • 貼り箱 A5サイズ1個 12000(基本料金)+350*n

ということで、計48000+1496*nとなります
すでに一個当たりの原価が1500円近いですが、、、

では、何個作ったらいくらになるかが以下の票になります
(実査に見積もりしてもらったわけじゃないので、計算間違えているかもしれません)

制作個数 100 500 1000
合計金額 197600 796000 1544000
単価 1976 1592 1544
原価率30%売価 6587 5307 5147
原価率60%売価 3293 2653 2573

まぁ500個作って、原価率60%っていうのが妥当なところでしょうか…
ちなみに500個売るってかなり大変ですよね(汗汗

人気サークルさんなんかだと1000個売ってるところもあるとかなんとか聞いたことはありますががが、
自分のところはまだまだなのでいやはや…

ということで、疲れたのでこの辺でやめます(笑

そんなわけで、気になったので、試算してみた天空 薙でしたー(笑

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天空 薙

サークル代表(雑用)の天空 薙です。 イラストとデザイン以外の仕事を主にしてます

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