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へりくつ工房はカードゲームを作ったり、 そうでもないものを作ったりしています

天空 薙のおすすめゲーム その14 「クトゥルフの呼び声/Call of Cthulhu  クトゥルフ神話TRPG」

みなさんこんばんわ―

天空 薙のおすすめゲーム、今回はTRPGシステム「クトゥルフの呼び声/Call of Cthulhu」です。

そもそもTRPGって何ぞやって人は前に書いた記事を参考に…ならない気がしますが(笑)

このゲームの原作はコズミックホラーと呼ばれるジャンルを作り上げ、「クトゥルフ神話」と呼ばれる宇宙の真理の片鱗をえがいた作品群です。
ラブクラフトらが書いた恐怖の片鱗を体系化したのがラブクラフトの弟子であるダーレスである。
片鱗しか描かないことで、その先に宇宙的恐怖があるというのがコズミックホラーであるが、
それを体系化したことで、恐怖が半減してしまったというのが、
「ラブクラフト最大の誤算」と呼ばれるものである。
現代日本において、「ラブクラフト最大の誤算」は、クトゥルフ神話のキャラクターを擬人化して”萌え”にした日本人がかなりいることなのだろうが…
成立とか、誤算とか詳しくはウィキペディアニコニコ大百科を参照してくださいw

クトゥルフ神話の説明はこのくらいにして、
自分がこのシステムと出会ったときに言われたのは、

『このゲームは”キャラゲー”です』

という衝撃の一言
まぁ、キャラゲーっちゃキャラゲーですが…
クトゥルフ神話に出てくるキャラクターに会わないように謎とかを解いていくゲームですし…
(基本的にクトゥルフ神話に出てくる有名なキャラクターに出会ったら精神崩壊して終わります)

このゲームはシステムとしてかなり古い部類ですが、最近ルールブックが出たりと息の長いゲームとも言えます。
謎の探索が主ということもあって、戦闘ルールがかなりあいまいなところが多いです。
まぁ、クトゥルフの呼び声TRPGで戦闘したら負けみたいな風潮が一部ないことはないですが…

このゲームは通常ゲームマスターと呼ばれるポジションが”キーパー”と呼ばれ、
プレイヤーキャラクターはみな”探索者”と呼ばれます。

あと、このシステムを象徴するルールというかステータスが”SAN値”です。
正確には”Sanity”,日本語では”正気度”です。
ゲーム中、キャラクターが死体を見たり、宇宙的恐怖の片鱗に直面したりしたらこの”SAN値”が減少します。
減少するか否か、どのくらい減少するかというのを決めるのを”SANチェック”,”SAN値チェック”と言ったりします。

ちなみに、一定時間内にこの”SAN値”が一定割合削れると一時的な狂気に陥ったり(要は重度のパニック)
そもそも”SAN値”が0になったら永遠の狂気(廃人?)になったりします。

このゲームは基本的に謎解きゲーなので、謎を解くために探索をして、
探索をした結果、知ってはいけないことを知り精神崩壊を起こすゲームです。
基本的には探索に有利な技能(目星など)を取るのですが、
探索に有利な技能を持ってるがゆえに知らなくていいものまで知ってしまうというひどいゲーム(褒め言葉)です。

ちなみに、サプリの中に”比叡山炎上”というものがあり、SAMURAIとかNINJAとかもできるっぽいです。
このサプリを入れてやったことはないですが。
忍術で邪神をしばき倒すゲームになるらしいです。

ちなみにニコニコ動画界隈では、このゲームのリプレイ動画やリプレイ風動画が結構上がっており、
TRPGを知らない人の入り口になってるそうです。
まぁ動画で見るのと実際にやるのではかなり違いますけどねー
興味がある方は見てみるといいですよー
ただ、動画の見栄えを良くするために戦闘シーンが多いものが多いのが少々残念ですが…

ハック&スラッシュと呼ばれるようなシナリオに飽きたらたまには宇宙的恐怖の片鱗に触りながら自分が無力なただの人間であることをかみしめるのも一興だと思います。

そんなところで天空 薙のおすすめゲーム「クトゥルフの呼び声」でしたー

補足?:「クトゥルフの呼び声/Call of Cthulhu」でTRPGシステムを指すのは古い版らしいです。現在は「クトゥルフ神話TRPG」で統一がなされてるらしいです(詳しいことはWiki参照)