■この記事はなに?
この記事はBoard Game Design Advent Calendar 2022の22日目の記事として書かれました。
こんにちは。
初めましての方は初めまして、お久しぶりの方はお久しぶりです。
HLKT工房の天空 薙と申します。
以後お見知りおきを!
この記事では、直接ボードゲームデザインと関係ない部分ではありますが、2022年に天空 薙が参加したボードゲーム即売会イベント(13イベント)の総括と感想をしようかと思います。
それを通して、来年以降の即売会の参加指針の一つになれば幸いです。
■いきなり総括
ということで、いきなりではありますが、HLKT工房が2022年に参加した即売会イベント一覧をご覧ください。
※体験会とかも出てますが、その辺は話の趣旨からずれちゃうので除いてます
来場人数は公式発表をとってきております。
頒布数を直接書くと生々しいところが出てしまうので、参加人数で割らせていただきました。(笑)
それが頒布人数比になっています。
どうしても気になる方は逆算してください。
イベント名 | 日付 | 来場人数 | 頒布人数比 | 分類 |
ボドゲガレージ2022Spring | 4/9 | 不明 | – | 中規模 |
ゲームマーケット2022春 | 4/23-4/24 | 16000 | 0.23% | 大規模 |
名古屋ボードゲーム楽市 | 5/6 | 295 | 9.15% | 中規模 |
千葉ボドゲーン万博 | 5/28 | 86 | 5.81% | 中規模 |
異世界まぁけっと | 6/18 | 不明 | – | その他 |
秘密の地下室で逢いましょう | 6/25 | 不明 | – | その他 |
北海道ボドゲ博 | 7/16 | 300 | 4.00% | 中規模 |
たちまちゲームマルシェ | 7/23 | 341 | 4.40% | 中規模 |
ボードゲームフリーマーケットin川崎 | 7/31 | 165 | 1.82% | その他 |
コミックマーケット100 | 8/13 | 85000 | 0.02% | 大規模 |
ボードゲーム大祭 | 9/3-9/4 | 587 | 2.90% | 中規模 |
アナログゲームフェスタ | 9/10 | 410 | 2.93% | 中規模 |
ゲームマーケット2022秋 | 10/29-10/30 | 21000 | 0.56% | 大規模 |
人数規模感が近いからというのもありますが、中規模イベントとラベルを振ったイベントでは、体感ではサークルに来ていただき、買っていただいた比率と頒布人数比がほぼ比例していそうな気がします。
※ゲームマーケットは×10、コミケは×100くらいするとほぼそのくらいという印象
逆説的にゲムマは来所者数の10分の1、コミケは来場者数の100分の1程度の中規模イベントと同等の販売効果ともいえるかもしれないです(がここは要検討)
個別のイベントを一つ一つ話していくと天空の個人的な日記になってしまいそうなので、表で分類した3分類の所感を述べていこうと思います。
【大規模イベント】
ここに該当するのは、ゲームマーケット、コミックマーケットと来場者数が万を超える大規模イベントを指しています。
大体のゲーム制作者さんはゲームマーケットがメインの販売となるかなと思いますし、HLKT工房も大体そうなっております。
そのうえで、余力がある方に個人的におすすめなのがコミックマーケット
「アナログゲーム」は無電源ゲームジャンルというジャンルになり、どちらかというとTRPGが目立ちますが、人通りはやはり多くゲムマに行くほどじゃないけど、アナログゲームもやるから他の買い物のついでに寄ってくれる方やジャケ買いしてくれる方がいるので思いがけない出会いがあったりしますので、ぜひご一考ください!
【中規模イベント】
今回の記事としてはここをメインに話したいなーということもあり書きました。
コロナ禍でゲムマが中止になったりしたこともあり、東京、大阪、名古屋以外でも各地で活発になってきたイベントが数多くあります。
天空自身があまり関西に出れなかったのですが、HLKTが出てない関西近辺のイベントも数多くあります。
その中で、天空個人的な感想としては、「東京から離れている方が熱気はすごい」です。
ゲムマが年2回あることを考えれば当たり前っちゃ当たり前なんですが、東京近郊(千葉ボドゲーンやアナログゲームフェスタなど)のイベントに来る方って、ゲムマにも来る人が結構いるんじゃないかなと思います。
そう考えるとHLKT工房のゲームを見て、ゲムマで買った、ゲムマで見ていて琴線に触れなかった人がいて、その分が頒布人数比に出ている可能性もあるなぁという所感です。
この辺に関しては簡単な数式モデルを作って定式化してみても面白いなぁと思いつつ、多分使ったところで販売数の目安にはならないだろうから徒労だろうなぁという気がしてます。
また、近年のゲームマーケットの出展費を鑑みるに、初出展してみたい!という方はこういった中規模イベントに出展してみるのも一個手かなぁとは思います。
個人的な感覚としては、生産量が100個以下であれば、イベント2~3回+委託販売で掃けるという感じです。(ついでに旅行ができる!)
委託販売に関しては、昨年のボードゲームアドベントカレンダーで記事を書いているので、そちらも見てみてください!
【その他】
その他に分類させていただいた、3イベントに関しては毛色が違ったので、その他とさせていただきました。
「異世界まぁけっと」「秘密の地下室で逢いましょう」この二つのイベントはアナログゲームがメインではなく、LARPがメインのイベントとなっております。
中世ファンタジーテーマのボードゲームの販売をやってみたら面白くない?というのを主催者様にお声がけいただいたので、特に何にも考えずに参加いたしました。
また、「ボードゲームフリーマーケットin川崎」はその名の通り、フリーマーケットでどちらかというと中古販売がメインで、新品はおまけ程度の立ち位置でした。
この3イベントをその他にしたのですが、共通して感じたのが「周りが出展者さんが強い」です。
もちろん、規模間や来場者数もあるのですが、LARP系のイベントの物販なので、リアルで装着できるアクセサリーや装備が置いてあるのもあり、それに対して紙でできたボードゲームはまさにおもちゃというレベルの見劣りを感じました。(「異世界まぁけっと」のお隣が「異世界アキンド」のNamikiさんだったのですが、とても良いビジュアルのゲームではありつつも苦戦をしていたようでした)
また、フリーマーケットですと、中古ゲームと比べられるのですが、隣で商業で出ている中古ゲームが2000円以下で売られていた利すると、新品の同人ゲームが2000円が見劣りしてしまうなぁという印象でした。
もちろんその中で手に取っていただき、購入していただいた方々もいらっしゃってとてもありがたい限りでした。
また、それぞれ「LARP」「中古ボドゲ」という主目的があり、そのついでに見ていってくださっている部分もあるかなというところを考えると、コミケくらい人数がめちゃくちゃ集まるならともかく、中規模イベントだとそこがどうしても難しいよなぁという印象を受けました。
ただ、ここに関してはまだまだ回数が少ないこともあり、何かしらできないかなというのを模索したいと考えており、来年以降の課題だなぁという感じです。
■まとめ
ということで、つらつらと書いてしまいましたが、もう一度まとめます!
HLKT工房として2022年に参加したイベントを以下の3つのグループにまとめて所感をつらつらと書きました!
それぞれ一言で言うとこんな感じ。
大規模イベント:大体の人のメイン販路かなと思います。出展料以外は文句ない!
中規模イベント:ここ最近各地であるので、どこかに参加してみるのもアリかも!
その他:天空もよくわかってないので、わかる人いたら教えてください。
ただ1か月に1イベント以上のペースは体力的にしんどいところもあるので、来年はペースを落とします!(多分!
ということで、HLKT工房2022年の総まとめでした。
ここ3年くらいデザインではなく、販売の話をしているので、来年はデザインの話をしたいなぁと思いますが…来年は来年でまた別のことを話していそうです…
■NextDay
明日のBoard Game Design Advent Calendar 2022の23日目の記事は「sounio120」さんの「久しぶりにゲムマに参加したので2019年ぶりにゲームデザインについてもアウトプットしていきたい」
お楽しみに!!